下ネタ地獄
天国≒地獄
こんなに気持ちの悪い朝が今までにあっただろうか…

俺は自分の部屋に戻り、いつも通り、カーテンを開けた。何故だろう…清々しいカーテンの『カシャ』っという音はしない

太陽の光が眩しい。朝はまだ涼しいが、これから暑くなると言わんばかりに夏の太陽が照りはじめている

朝食をとる時間は、たっぷりあるのだが、今はパンも御飯もろくに喉を通らない…

食欲が無いのも当然だろう…。一日という短い時間で色んなことが起こりすぎたのだから

母さんは姉貴が帰って来たことを知り、ため息まじりに『良かった』と一言漏らしていた

俺は学校に行く前に姉貴の様子を見に行った。しかし…いや、やはりというべきか…姉貴は泥のように眠っていた

(………。)

俺はヒマな通学路を自転車に乗って走る。信号で足止めをくらい、ふと思った

天国と地獄、今俺はどちらに近いのか…どちらかといえば地獄に近いところだろう

信号の青を天国に、赤を地獄に置き換える

チャンスを天国に。地獄をピンチに置き換える。

ピンチをチャンスに変える力…地獄を天国に変える力…


信号が赤から青になかなか変わらない…

俺は赤を無視して先に進んだ
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