優しくて温かい場所(Gently warm place)

∴∴我慢できない


「ごめんね、綾華。」
「ばか、何いってんの。
私は、貴方のなんなの?
いつでも、私を頼ればいいの。
わかった?
という所で
いらっしゃい、優也に拓也。」
「「綾華ちゃん、お邪魔します。」」
と、二人は言った。

二人とも綾華が大好きだ。

綾華も二人をすごく可愛がってくれて
自分の子供のように
接してくれていた。

綾華の家で、久しぶりに
ゆっくり食事をした。
本当に久しぶりで
体が、ホッとしていた。

寛いでいる時中、父の秘書から
電話があり、父が出た。

「お前、何してるだ。
早く家に帰りなさい。
琢磨君が、困っている。
お前は、神崎に嫁いだんだろ。
しっかり、母親の面倒をみろ。」
と、言った。

「帰りません。
それなら、あなたがみれば
いいじゃないですか?
政治家で、口ばかりでなく
実践されては、いかがですか?
私は、貴方のオモチャじゃないんです。」
と、言って通話を切り、
携帯の電源をおとした。


綾華は、
「傑作!!」
と、大笑いをしていた。

神崎は、何でも直ぐに
父に泣きつく
自分では、何もしないくせに。

だが、そう言っても
子供達の学校もあるために
帰らないと行けない。

土日の間は、ゆっくりして
月曜の朝帰り、二人は学校に行った。


私が、いない間、神崎が一人で
母親の面倒をみていたらしく
家の中は、ぐちゃぐちゃになっていた。


私は、家の中を片付けて
お義母さんの様子を見に行き
世話をした。
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