優しくて温かい場所(Gently warm place)
∴∴兄・和真
俺は、今では親父より
回りから信頼を得ている。
親父は、やり方も汚く、
威圧的で、気に入らないと
切り捨てるため敵も多くて、
俺とは違った。
そのため、
回りもだんだんと
俺に期待をしてくれはじめた。
それに、政治家も若い人も増えて
結束も強くなっていった。
そろそろ、親父には引退してもらい
今まで、苦しめてきた
人達を開放しなければ
と、思っていた。
俺は、尊敬している先輩達や
同期達と計画をたてていた。
それを進行しながら
俺は、安西を訪ねた。
俺の秘書は、優れた奴だから
人探しなど、簡単な事だ。
安西は、幾つかの高校を
転勤して、今の高校に来たようだ。
秘書の幸村は、
安西を俺指定の料亭に
呼び出した。
なんと、呼び出したか
知らないが、俺も時間には
料亭に入った。
安西は、時間通りに来て
女将に通されて
部屋に入ってきた。
「始めまして‥‥だな。
俺は、柳 咲桜の兄で
柳 和真だ。
まあ、座ってくれ。」
「はい、始めまして。
私は、安西 智です。
咲桜さんの、お兄さんが
どのような、ご用件でしょうか?」
「今更と、思われるかもしれないが
貴方に知ってもらい、判断して
欲しいと思っている。」
「わかりました。
お聞きします。」
と、言った。