優しくて温かい場所(Gently warm place)

∴∴兄の結婚


毎日が楽しかった。

レポーターの仕事は、毎日じゃないし
和訳の仕事は、家でできるし
好きな事しながら、楽しく生きられて
嬉しい。

そんなとき
お兄ちゃんの結婚。
ごくごく身内だけの式をする。
それで、一度帰国することにした。
優也と拓也、綾華も出席する。

もちろん、父やあの人は来ない。

式の前日に帰国した。
空港には、綾華と
優也、拓也がきてくれた。

私が、優也と拓也に抱きつくと
二人とも恥ずかしがって
「あら、イギリスでは平気よ。」
と、言うと
「「ここは、日本。」」
と、言われて
笑いあった。

次の日に
兄のお嫁さんに会った。
杏(あん)さんだ。
とても、綺麗で優しさの溢れた女性
だった。

お互いに挨拶をして
優也と拓也を紹介した。

お兄ちゃんの政治の仲間の人達
杏さんのご両親と友人の方
と、私達だけ。
楽しくて、笑いの絶えない
良い結婚式だった。

私は、日本に一週間滞在した。

私は、綾華と過ごしたり
拓也と過ごしたり
優也のところに行ったり
して過ごした。

日本のグルメや外国人が
楽しめる名所を調べたりするために
図書館にも通っていた。

その日も図書館にいると
数人の学生が入ってきた。

私は、Sakuraと言う名で、
レポーター等の
仕事をしている。

まあ、雑誌にだけだが。

ネットに掲載されているらしいが
それは、読者が勝手にやっている
みたいだ。

出版元も何も言わないから
私も黙認している。


私に気づいた生徒がいて
こそこそ、話が聞こえた。

あれ、Sakuraだよね?
やっぱり?綺麗だよね!
本物?
瞳がみたい!


等々‥‥‥


私は、可笑しくなって
クスクス笑っていた。

すると‥‥‥
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