優しくて温かい場所(Gently warm place)
私の意識が、ボーッとしていると
私の中心に智の指が入り‥
「‥ウッ‥‥いった‥‥‥い‥」
「さら、少し、我慢して。」
「‥‥‥ぅん‥‥‥」
智の指は、私の中を出たり、入ったり
を繰り返し‥‥ながら‥‥‥
唇でも、翻弄していく‥‥‥

「やっ‥‥ん‥ぅん‥」
「もう、無理‥‥我慢出来ない
‥‥‥‥‥さら‥‥いれるよ‥‥‥‥」

智自身が、私の中に‥‥‥
「うっ‥‥っぅ‥‥‥‥ん‥‥‥」
「はぁっ‥‥きっ‥‥」
と、言いながら、
繰り返しキスをする

私の力が抜けたとき
智は、いっきに、私の中へ‥‥
「‥‥‥ハァっ‥‥ん‥‥‥」
「さらっ‥‥はいっ‥‥た‥」

智は、ゆっくり律動をしながら
「さら‥あいしてる、さらっ‥さらっ‥」
と、何度も名前を呼んでいた。
「ア‥‥アン‥‥‥さと‥‥る‥へんっ‥」
「さらっ‥‥‥いっしょ‥‥にっ‥‥‥」

智は、腰を激しく打ち付け
私は、意識を手放した。

目を覚ますと
智とお湯に浸かっていた。

「大丈夫か?」
「‥‥うん‥た‥‥ぶん‥‥」
「ごめんな、優しくするつもりが‥‥」
「大丈夫、私の方こそ、初めてて
‥‥‥‥‥‥‥‥ごめんなさい‥‥」
「嬉しいよ、咲桜の初めてが俺で。」
「本とに?」
「ああ、ありがとう。
    でも、痛かったろう。」
「うん、ちょっと。
  智は、経験者なんだよね。」
「まぁ、何人もいないよ。」
「ふぅん」
「ごめんよ、俺は、初めてでなくて。」
「仕方ないよね、その時には
私達は、出会ってなかったんだから。」
「でも、いまから、ずっと
咲桜だけだから、信じて。」
「うん、智、大好き。」
「俺は、愛してる。」
と、言って、何度もキスをした

明日、唇が腫れ上がっているかもと
思うほど、二人は、離れがたくて
ずっと、離れてはくっついて
キスをしていた。
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