取り敢えず書いてみた作品(無題)

25×○年


ヴァンパイアが人間と共存する。
それが当たり前になった世界。

その世界の中心で何人もの子供が殺された。
子供たちの共通点は2つ。


1つはウエアウルフと血の繋がりがある事。
1つは忌み子と呼ばれる生まれな事。


ヴァンパイアが生きる世界。
もちろんウエアウルフも生きている。


ウエアウルフとは、狼男


1000年に1度の麒麟満月の日。
それが、唯一、ウエアウルフが狼の姿へ戻る日。


普通に過ごしていれば人間と変わらない


ヴァンパイアは家畜の血を飲み人間との共存に成功した。しかし、ウエアウルフは人間との共存を断った。


自分達は人間と言う鎖には縛られない自由に気高く誇り高く生きる。

それが、ウエアウルフの誇り。
それが、気高きウエアウルフ。


でも、人間とウエアウルフとの間に子供が生まれる事は少なく無かった。


その中で悩んだ人間とウエアウルフ達は子供を殺す事にした。

もちろん子供に罪はない。
でも、出来てはいけない禁断の子。

世の中に出て煙たがられるのは目に見えている。ならば、心が居座るその前に一息に殺す。

それが、大人達の決めた偽善で塗り固められた公約。

年に約300人。
心を持たぬ子供が殺される。

そんな中、殺されても生き抜いた、死ねなかったウエアウルフとヴァンパイアの子

双子の子供。
二人の親は純血種のウエアウルフとヴァンパイア

故に2人の力は強大で。
故には隠され育った2人は王の子。


全てのウエアウルフを束ねる父
全てのヴァンパイアを纏める母

純血種のウエアウルフ。アディス
純血種のヴァンパイア。リデァム

2人は決して愛されていないわけでは無かった
2人の親は時間を見合わせ愛する子供を見に来た

でも、2人は決して許されない子。

2人が力をつける前に、2人が感情を持つ前に。
2人は何度も命を狙われた。


その度に2人の力は大きく強大に。


次第に母は純血の血を守る為に別のヴァンパイアの子供を産んだ。

父もまた、純血の血を守る為に別のウエアウルフの子供を産ませた。

二人の親は言った。

「アヴァル。リヴェル。
2人は新世代の王になるべき器。

もし、私達が死んでしまったら、その時は、よろしくね」