living
翌日 日曜日
朔哉の家に
井原家の家の前に、朔哉と両親がいる
亜依里ときたら、事の重大さをわかってないので、俺と手をつなぎ
ぶんぶん
「こら!大人しくなさい!!」
母さんに怒られても
「はぁーい」
大きく手を挙げる
前方には、かなりドン引きした3人
「初めまして、佐久間と申します」
軽く挨拶して中に
気まずい空気を崩したのは、亜依里
「花菜ちゃんと仲良くしてます!
亜依里です!」
「挨拶もまともに出来ないのかよ!」
「え?あ!こんにちは!!」
「そこじゃなくて!!」
「えぇ?わかんなぁ~い」
「すみません!!こんなんで…」
「あははっ 亜依里ちゃん気にしないで!」
「朔哉君、ありがとう!!」
見た目は花菜ちゃん
中身が全くの別人なので
ご両親が、カチンコチンに固まる
ショック受けまくり…
なんか、申し訳ない
「花菜は、どこにいるの……」
「そうだ…… 花菜は?」
「ごめんなさい……わかんないです」
亜依里にもやっと重大さが分かったらしく
シュンとする
「花菜を乗っ取ったのか!?」
「え…… 違っ そんな…」
「返して!!花菜を返して!!」
「……ごめんなさい」
「やめろよ!!亜依里ちゃんが怖がってんだろ!!だいたい、花菜が出て行ったのも
父さん母さんのそういうとこが嫌だったんだろ!!」
井原家がもめはじめ
俺に抱きついて、今にも泣きそうに
なってるが
「花菜!!離れろ!!
貴様!!花菜に手を出してないだろうな!」
「や!!お兄ちゃん!!」
本気で怯え始めた
「すみません、少し落ち着いて下さい!」
母さんの声に、朔哉の父親が
花菜ちゃんの体から手を離した
「ふぇーーーん
怖いよぉ 帰ろううよぉ」
ついに泣き出した
「すみません……こうなったら、長いんで
また、出直します
しばらく、お預かりさせて下さい」
沈黙が続いて、その間ずっと泣き声が
続いて
「亜依里ちゃん、ごめんな
また、遊びに来てくれるかな?」
「ふぇっ うん くる
花菜ちゃんのお家だもん… ふぇ」
朔哉が優しく言って、少し落ち着いてきた
「花菜は、泣かない
人前で、甘えたりしない
その子は、花菜じゃない」
父親が吐き捨て、出て行った
母親が後を追っていった
「ごめんな…伊緒里
あんな親で……
見送りもしねぇとか」
「朔哉君、私は親だから気持ちがわかるわ
ご両親からすれば、亜依里が悪者に見えて
当然よ
こちらこそ、ごめんなさいね
ご両親にも、よろしくお伝えしてね」
家に帰っても、泣き止まず
ずっと慰めた
泣き疲れて眠るまで
アイスノンで目を冷やしてやり
クリームを塗ってやる
亜依里……
亜依里とさよならする日が
くるんだよな……
花菜ちゃんの寝顔は、亜依里みたいに
お子様じゃなくて、すごく綺麗
目が腫れて赤いけど
とてもセクシー
亜依里と同じ歳だなんて、見えないなぁ
朔哉の家に
井原家の家の前に、朔哉と両親がいる
亜依里ときたら、事の重大さをわかってないので、俺と手をつなぎ
ぶんぶん
「こら!大人しくなさい!!」
母さんに怒られても
「はぁーい」
大きく手を挙げる
前方には、かなりドン引きした3人
「初めまして、佐久間と申します」
軽く挨拶して中に
気まずい空気を崩したのは、亜依里
「花菜ちゃんと仲良くしてます!
亜依里です!」
「挨拶もまともに出来ないのかよ!」
「え?あ!こんにちは!!」
「そこじゃなくて!!」
「えぇ?わかんなぁ~い」
「すみません!!こんなんで…」
「あははっ 亜依里ちゃん気にしないで!」
「朔哉君、ありがとう!!」
見た目は花菜ちゃん
中身が全くの別人なので
ご両親が、カチンコチンに固まる
ショック受けまくり…
なんか、申し訳ない
「花菜は、どこにいるの……」
「そうだ…… 花菜は?」
「ごめんなさい……わかんないです」
亜依里にもやっと重大さが分かったらしく
シュンとする
「花菜を乗っ取ったのか!?」
「え…… 違っ そんな…」
「返して!!花菜を返して!!」
「……ごめんなさい」
「やめろよ!!亜依里ちゃんが怖がってんだろ!!だいたい、花菜が出て行ったのも
父さん母さんのそういうとこが嫌だったんだろ!!」
井原家がもめはじめ
俺に抱きついて、今にも泣きそうに
なってるが
「花菜!!離れろ!!
貴様!!花菜に手を出してないだろうな!」
「や!!お兄ちゃん!!」
本気で怯え始めた
「すみません、少し落ち着いて下さい!」
母さんの声に、朔哉の父親が
花菜ちゃんの体から手を離した
「ふぇーーーん
怖いよぉ 帰ろううよぉ」
ついに泣き出した
「すみません……こうなったら、長いんで
また、出直します
しばらく、お預かりさせて下さい」
沈黙が続いて、その間ずっと泣き声が
続いて
「亜依里ちゃん、ごめんな
また、遊びに来てくれるかな?」
「ふぇっ うん くる
花菜ちゃんのお家だもん… ふぇ」
朔哉が優しく言って、少し落ち着いてきた
「花菜は、泣かない
人前で、甘えたりしない
その子は、花菜じゃない」
父親が吐き捨て、出て行った
母親が後を追っていった
「ごめんな…伊緒里
あんな親で……
見送りもしねぇとか」
「朔哉君、私は親だから気持ちがわかるわ
ご両親からすれば、亜依里が悪者に見えて
当然よ
こちらこそ、ごめんなさいね
ご両親にも、よろしくお伝えしてね」
家に帰っても、泣き止まず
ずっと慰めた
泣き疲れて眠るまで
アイスノンで目を冷やしてやり
クリームを塗ってやる
亜依里……
亜依里とさよならする日が
くるんだよな……
花菜ちゃんの寝顔は、亜依里みたいに
お子様じゃなくて、すごく綺麗
目が腫れて赤いけど
とてもセクシー
亜依里と同じ歳だなんて、見えないなぁ