スリー☆イケメンズ
今日は、ワイルドイケメンにお願いします……。黄色いふせんをペリッとめくると、忘れないように『午前中必着』と書き込み、封筒に貼り付けた。
『霜月ちゃん、オレを選んでくれてありがとう。今夜は、朝まで一緒やで?』
えっ! 朝まで……は勘弁してくださーい!
「霜月さん、電話です」
後輩の声に我に返った。忙しいオフィスで、三色のふせんを『スリーイケメンズ』と名づけて擬人化するのが、私のちょっとしたブームだ。
だれも知らない。それは、私とふせんたちだけのヒ・ミ・ツ。
……やなんて、相当疲れてるな。今度、有休もらわなあかんわ、私。
(おしまい)
※擬人化したのは、ふせんです※
『霜月ちゃん、オレを選んでくれてありがとう。今夜は、朝まで一緒やで?』
えっ! 朝まで……は勘弁してくださーい!
「霜月さん、電話です」
後輩の声に我に返った。忙しいオフィスで、三色のふせんを『スリーイケメンズ』と名づけて擬人化するのが、私のちょっとしたブームだ。
だれも知らない。それは、私とふせんたちだけのヒ・ミ・ツ。
……やなんて、相当疲れてるな。今度、有休もらわなあかんわ、私。
(おしまい)
※擬人化したのは、ふせんです※