【完】365日、君をずっと想うから。
みるみるうちに大きな瞳に浮かぶ涙の層が厚くなり、そしてポロポロと涙の粒となって森永さんの頰を流れた。
「……いいの?
あたしが友達でいいの?」
「うん、うん。
森永さんがいいよ」
「あたしも……あたしも、小暮ちゃんと友達になりたいっ……」
森永さんがバッと飛びつくように、私を抱きしめた。
「……っ」
「ううっ、大好き!
大好きだよう小暮ちゃんーっ!」
気づけば私の頰にも熱い涙が伝い、森永さんの肩を濡らしていた。
笑みとともに、それはこぼれる。
「えへ、嬉しい……」
嬉しくて胸がいっぱいで、涙が止まらないよ。