【完】365日、君をずっと想うから。


「第一印象とだいぶ変わったよね、花ちんって。
壁がなくなったっていうか。
表情が明るいっていうか!」



お弁当の玉子焼きを頬張りながら、ひかるちゃんが、そんな私を褒めてくれた。



「そ、そうかな……!」



「うんうん!」



クラスの女子と話せるようになったとはいえ、お弁当は相変わらずひかるちゃんと2人で空き教室を借りて食べている。



クラスが違っても、ひかるちゃんが一番の仲良しということに変わりはない。



やっぱり一緒にいると落ち着くし、ひかるちゃんにはなんでも話せるから。

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