【完】365日、君をずっと想うから。
◇ あの日の涙を晴らすまで、
【 花side 】
◇
°
◇
それから2日が経ち、休日が終わった今日からまた学校。
いつも通り登校し、
「おはよう、飛鳥さん」
「あ、小暮さん! おはよう」
クラスメイトと挨拶を交わしながら、一番後ろ列の窓際にある自分の席へと向かう。
スクールバックを机に置き、立ったままその中から教科書を取り出す。
教科書をすべて机の上に出し、続いて筆箱を取り出そうとしたとき。
ん……?
不意にこちらに向けられているような視線に気づき、手を止めた。
視線を感じる先へ目をやると、開いたドアの柱に身体を半分隠すようにして、女の子がこっちをじーっと見つめていて。
隠れているみたいだけど、その髪色で分かっちゃう。
赤みがかったショートヘアの女の子は、私が知る限り、この校内にはひとりしかいない。