【完】365日、君をずっと想うから。
◇ 届いた未送信メール
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数日後お通夜が行われ、今日は告別式。
蓮のお父さんから、蓮は病気で亡くなったと伝えられた。
式が始まる前、私は祭壇の前に立ち、眠っているような蓮の姿をずっと見ていた。
今にも起きて、私の頭を撫でてくれそうなのにね。
だけど蓮は、いつまで経っても起きてくれない。
「花ちん、大丈夫?」
ローファーのヒールがコツコツと床に当たる音とともに、躊躇いがちな友人の声が背中に響いた。
私の横に並び、ひかるちゃんが背中をさすってくれる。
「ありがとう」
私は微笑みを向けた。