【完】365日、君をずっと想うから。
でも私の場合、そんな幸せな気持ちが長続きするわけもなく。
さっそく、その日の放課後。
「小暮さん、これよろしくね」
満面の笑みで、ドサドサッと私の机の上に大量のプリントを置いた先生。
「え、あの、これ、」
「小暮さんがやってくれるなんて助かるわー!
今日はどうしても外せない大切な用事があって、もう帰らなきゃいけなかったから。
いつもいつも手伝ってくれて、本当頼りにしてる!」
早口でまくしたて、私の問いかけすらあっさり掻き消してしまう。