【完】365日、君をずっと想うから。


私の担任の先生は、まだ30代前半。


いつも元気でいつも笑ってる先生。



そんな先生が手伝ってっていうのなら、手伝わないわけにはいかない。



力になりたいし!



だけど、このプリントの量は……



「右上を5枚1セットで綴じてくれるだけでいいの。
ね? 簡単でしょ?」



そう言われると、簡単に聞こえてきちゃう。



だけど、なんといっても朝礼で全校生徒に配られるプリントだから、量が尋常じゃない。



机の高さと合わせると私の身長くらいはあるんじゃないかってくらい高く積み上げられたプリントのタワーを、呆気にとられながら仰いでいると。



突然先生のケータイが甲高い音を立てて鳴った。

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