甘い夜に惑わせたい〜彼は危険な王子様〜



愛してみたい。

愛し方を教えてよ…


孤独な王子の愛探し。



「おいで?愛してあげるから…」


そう誘うと

すぐに彼女は俺の腕の中におさまるのに…

伝わる温度に…

不思議と

冷たさを感じてしまう。



唇を重ねても

彼女の瞳には俺しか映らないのに

俺には彼女の瞳に映る俺が

1人ぽっちに見えてしまう。



「そんなことない。みんながあなたを愛してる。

誰のものにもならないで…?」

彼女の言葉は

まるで

俺の感情を奪う冷たい刃のように突き刺さるのに

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