告死天使
奴は、慣れている風に、壁際に2脚ある折りたたみの椅子を取り、開いて、1つを俺にすすめた。
そして彼女に言う、

「どう――?
 具合良さそうじゃん。」

「あ、はい、今日は…。」

答える彼女。

今日は、ってことは…?
でも、良くなってきてるんだとしたら。

とか、考えながら、彼女の方を見る。
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