告死天使
「…「死神」ってやつか…。」

呟くように、俺はそう口にした。

天国じゃなく死の使者なら、黒いのも理解できる。
頭の輪っかもいらないよね。
羽は…つけるとしたら、コウモリみたいな悪魔の羽、かな?

…なんて想像していた俺に、真面目に少女は否定した。

「それも違います。
 私は、死の神様に仕える天使。」
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