告死天使
6月、俺は、奴に誘われて文化祭に出向いた。
本祭が終わったころ、打ち上げとOB会を兼ねて、部室に入った。
みんなが集まっていた。
彼女のために乾杯をし、彼女の好きだった歌を歌った。
ギター担当の「彼氏」の姿はなかった。
奴がかろうじて弾けるギターでコードを弾き、俺がベースで伴奏を重ねた。
俺の指は震えていた。
歌おうとしても、声にならなかった。
本祭が終わったころ、打ち上げとOB会を兼ねて、部室に入った。
みんなが集まっていた。
彼女のために乾杯をし、彼女の好きだった歌を歌った。
ギター担当の「彼氏」の姿はなかった。
奴がかろうじて弾けるギターでコードを弾き、俺がベースで伴奏を重ねた。
俺の指は震えていた。
歌おうとしても、声にならなかった。