告死天使
「――ばん!」

天使の声がした。

掲げた右手は、「ピストル」の形。
その人差し指は、俺に向けられていた。

…撃たれた、のか…?

心臓が、ドクン、と痛む…気がした。

「…あなたは死にました。」

真顔で、天使が言った。
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