告死天使
ふたたび、夕空
――そして。

秋、冬が過ぎて春。

夏、秋、冬…春。

俺はあの日と同じ、ビルの屋上に立っていた。


夕暮れの風が心地よい…っていうか、まだ寒い。

明かりが灯り始める街並み。

俺はそれを見下ろし、そして、暮れゆく空を見上げた。
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