告死天使
また会えるだろうか、あの天使に。

いつか、俺が年を取って死ぬときに。

俺は少し笑った。

老人とゴスロリの天使。
…変な取り合わせだな。

あの時みたいに、少しぐらいは話せるだろうか。

その時こそ俺は言おう、「ありがとう」、と。

そして、「いい人生だった」――そう言えるように、生きていこう。
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