告死天使
「お~っす!!」
中の部員やOBが、俺を真似てそう返した。
卒業前と変わらない。それが嬉しかった。
「先輩、受験どうでした?」
一年下の後輩、ボーカルの女子が話しかけてきた。
聞きなれた明るい声。
首をかしげ、ショートカットの髪が揺れる。
俺は黙って、腕で顔の前にバツを作った。
部室中から笑い声が起こる。
俺と同じく登校したOBと、大多数の後輩。
――でも構わない。それが俺のキャラだ。
あのボーカルの後輩も笑った…
そこは少し、恥ずかしい感じがした。
中の部員やOBが、俺を真似てそう返した。
卒業前と変わらない。それが嬉しかった。
「先輩、受験どうでした?」
一年下の後輩、ボーカルの女子が話しかけてきた。
聞きなれた明るい声。
首をかしげ、ショートカットの髪が揺れる。
俺は黙って、腕で顔の前にバツを作った。
部室中から笑い声が起こる。
俺と同じく登校したOBと、大多数の後輩。
――でも構わない。それが俺のキャラだ。
あのボーカルの後輩も笑った…
そこは少し、恥ずかしい感じがした。