告死天使
クラスで縁日の景品の残りを山分けしたとき、俺にはこれが当たった。
というか、これを押し付けられた。

家に持って帰るのも…だし、捨てるわけにもいかない。

もっと普通のお菓子だったら、部室で分けて食べることもできたのだが。

と。

暗くなりかけた渡り廊下の向こうから、誰かがこちらに来るのが見えた。
< 64 / 204 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop