告死天使
俺の「受験の夏」が、ようやく始まった。

両親は、あっさりと芸大を受けることを認めてくれた。

逆に、今まで進学校に入りながらぶらぶらしていた俺が自分で進路を決めたことが嬉しいようだった。

これで、もし、俺が作曲家にでもなれたら。

親にも、少しは誇らしい気持ちになって貰えるかもしれない。
< 78 / 204 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop