[ぎじプリ: 完] 毎日が記念日
私の姿を見つけた須藤さんはやがて運転席のと窓をあける。
「今日の予定……須藤さんが呼び出したんだから須藤さんが書き込んで下さい。」
勇気を振り絞る私ははプライベート用のスケジュール帳を差し出すと…須藤さんは表情ひとつ変えず受けとるともれなく常備していたペンで何やら書き込み始めて私に突き返した。
――まずは、物件から内覧。
そう書かれた須藤さんらしい書き込みに思わずなんだか笑いが込み上げてきて私は急いで助手席へと再び乗り込んだ。
―――それから……私のブライベートの手帳には
なぜだか須藤さんの文字で予定が書き込まれていく。
でもどれも些細な予定もメインイベントも私にとっては毎日が記念日……。
二人でつくる大切な毎日が記念日……。
………Fin.
擬人化:スケジュール帳、システム手帳