いいじゃん、俺の彼女になれば。
って言いながら、卵焼きをゆるふわ王子の口に詰め込んだ。



その間、ほんの数十秒。



「おぉっ……」



なぜか、クラスからどよめきが起きた。



「すごっ。
琉玖にご飯食わせたのって、芦川さんが初めてじゃん?」



クラスの男子が拍手してる。



「それに……。
芦川さんって、しゃべるとめちゃくちゃ面白いんだね」



「うんうん。
見た目と言葉のギャップ?」
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