いいじゃん、俺の彼女になれば。
うぅ……。



あたしって、可愛くない。



ちょっぴり自己嫌悪に陥っていると……。



「そうだっ。
一緒に食べようよっ♪」



ゆるふわ王子に、スッと腕をつかまれた。



「……え?」



「こっち、こっち。
秘密基地があるんだよね~」



そう言いながら、ゆるふわ王子は、あたしの腕をつかんだまま走りだした。
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