いいじゃん、俺の彼女になれば。
「ふーん。
ほんとに、寒さのせいなの?」



そういったゆるふわ王子が……。



「じゃー。
手ぇつないであげる~」



なんとっ! あたしの手を握りしめた。



……と思ったら……。



「あー、ほんと。
つめたーい」



両手で手をあっためてくれた。
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