いいじゃん、俺の彼女になれば。
う、わ。



なに、このハッピー感。



ふわふわハートのお花畑を漂う気分。



つい、ボーッとしてしまう。



あったかくって、心地いい……。



そう思っていると、ゆるふわ王子は、今度はあたしの頬に両手をあてた。



「こっちも、ほんとにつめたーい」



「……っ」



「でもー。
俺があっためて、あったかくなったのに……。
さっきよりも赤いのは、なんでかなー?」
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