いいじゃん、俺の彼女になれば。
本当のあたしを、好きになってほしいから。
「……え?
好き?
琉玖が?
あたしを……?
まっさか~」
そんな風に、有香ちゃんの言葉を笑いとばした。
でも、でも、でも……。
あたしが琉玖を好きなのは、本当だから……。
怖いけど、勇気を出してみることにした。
えりちゃんと有香ちゃんに話を聞いてもらった翌日。
琉玖を裏庭に呼びだした。