いいじゃん、俺の彼女になれば。
「あたし、あのとき……。
琉玖に話しかけてもらえて、本当によかった。
ありがと、琉玖」



最後は、ぺこっとおじぎをして……。



あたしは、ベンチから立ち上がった。



「あたしね……。
琉玖のこと……好きだったよ」



「…………」



「たぶん……。
これからも好き」



これが……ウソ偽りのない自分の気持ち。



最後は、ちゃんと本音が言えてよかった。
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