いいじゃん、俺の彼女になれば。
そう思いながら、琉玖の顔を見つめると……。



「ウチのココア、助けてくれたでしょ?」



琉玖は、ニコッと満面の笑みで笑った。



「ココアって……」



たしか、琉玖のワンちゃん。



そういえば……。



昔、あたし……。



公園の池に落ちちゃったワンちゃんを助けたことがあったかも。

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