いいじゃん、俺の彼女になれば。
いつもと違ったのは、告白を断ったあたしが、その場にへたりこんで泣いちゃったこと。



それから、たまたま南くんが通りかかったこと。



それだけなんだけど……。



なんであんなことになっちゃったんだろう?



あたしは、“琉玖コール”が起こる会場の後ろのほうで……。



ステージが始まるのを待ちながら、南くんとの会話を、最初から思い出した。
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