諦めない
。。。?

「思い出したか?」

え。。

「。。。迎えに来てくれたの?」

よくわかんない。。何で。。

「約束したからな。」


。。。

「何で。。早瀬冬馬があの時の人なの?」

「何でって。。。お前がここで泣いてるの見かけて。。顔見たら、すぐに誰だかわかった。お前のお父さんが亡くなった時、病院で泣いてた女の子だって。。

だからほっとけなくて、
泣いてるお前に。。」

どうして。。どうして。。
何で早瀬冬馬なの。。。
なんで。。
「どうして。。。なんで早瀬冬馬なの。。」

私の大切な時間。。
今でも時々思い出して幸せになって。。

。。。それがなんで、早瀬冬馬なの。。

あの言葉。。。なんで。。

「。。。」


「。。。私もずっと。。想ってたのに。。
なんで。。。

どうして?なんで??」

目の前にあの男の子がいる。
聞けなかったこと、
疑問に思ってたこと。。

答えがすべて見えてしまって。。。

初めて会って、初めて話したのに。。
どうして、
ずっと想ってるとか、
迎えに行くとか、
言ってくれたのか。。

頭のどこかで美化してたのに。。

答えは。。


同情

同情しただけ。。
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