諦めない
早瀬冬馬はスタスタと私の2、3歩前を歩いている。。

これじゃ声かけらんないしね。。

学校からもう10分ぐらい歩いている。
もしかして早瀬冬馬も歩いて学校に行ける距離なのかな?


小さな公園を抜け、高層マンションが幾つかある通り、その先の小さな神社。。それからスーパー。。。えっと。

さっきから私の帰り道と同じなんだけど。。

えええ。

ここ私のマンション。。。


「ちょちょーーーっとー!早瀬冬馬!
ここのマンションに住んでんの???」


「。。。悪いか?」


「いや。、悪くはないけどさ。。ええええー?
いつから??」

「。。。高校の時から。」


知らなかった。。

こんな近くに住んでたなんて。。

「私も。。ここのマンションなんだけど。。」
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