諦めない
手をつながれている感じに緊張してしまう。
こんなのって、いつぶりだろう。。
彼氏いたことないし。。小学生の体育祭とかで仕方なく手をつなぐ時ぐらいしか。。
記憶にないんですけど。。。
えっ??
急に早瀬冬馬が足を止めたので、
びっくりした。。目的地に到着??
えっこれ。。赤い鉄筋の足。。
その鉄筋が雲に近いところまで伸びている。。
東京タワー。。
家から近いし、いつも見ていたから、
わざわざここに来ることなんてなかった。
っというか、好きなのに一緒に来てくれる人がいなかったから、来れずにいたっていうのが本当だけど。。
でもなんで。。
「久留米まどかは東京タワーが好きか?」
え。。初めて早瀬冬馬から質問された気がする。。
「好き。でも小学生ぶりにきた。」
そう。あの時、父と母と3人でここに来た。
唯一の父との思い出だ。
父は仕事が忙しかったし、滅多に家に帰ってくることはなかった。
だけど小学生6年生の誕生日の夜、
父が珍しく私の誕生日に間に合って
一緒に祝ってくれたのだ。
そして夜、東京タワーにきて3人で写真を撮ったのだ。あの時は。。。私が唯一幸せだと思えたひとときだ。
だからこそ、東京タワーに来たくても、1人では来れなくて。。
。。。
って、早瀬冬馬は伊豆に住んでたってことは
。。。
やばい。。
「ごめんもしかして始めてきたんじゃ?」
「は?一回だけ来たことある」
「そか。なら良かった。初めて来るなら大切な人と来ないともったいないよね。」
「。。。別に前来た時はいい思い出じゃねぇし。別にお前に塗り替えられても問題ないから。。。
ほら登るぞ」
「。。。え?いいの?」
「は?きたら登るだろ普通。」
こんなのって、いつぶりだろう。。
彼氏いたことないし。。小学生の体育祭とかで仕方なく手をつなぐ時ぐらいしか。。
記憶にないんですけど。。。
えっ??
急に早瀬冬馬が足を止めたので、
びっくりした。。目的地に到着??
えっこれ。。赤い鉄筋の足。。
その鉄筋が雲に近いところまで伸びている。。
東京タワー。。
家から近いし、いつも見ていたから、
わざわざここに来ることなんてなかった。
っというか、好きなのに一緒に来てくれる人がいなかったから、来れずにいたっていうのが本当だけど。。
でもなんで。。
「久留米まどかは東京タワーが好きか?」
え。。初めて早瀬冬馬から質問された気がする。。
「好き。でも小学生ぶりにきた。」
そう。あの時、父と母と3人でここに来た。
唯一の父との思い出だ。
父は仕事が忙しかったし、滅多に家に帰ってくることはなかった。
だけど小学生6年生の誕生日の夜、
父が珍しく私の誕生日に間に合って
一緒に祝ってくれたのだ。
そして夜、東京タワーにきて3人で写真を撮ったのだ。あの時は。。。私が唯一幸せだと思えたひとときだ。
だからこそ、東京タワーに来たくても、1人では来れなくて。。
。。。
って、早瀬冬馬は伊豆に住んでたってことは
。。。
やばい。。
「ごめんもしかして始めてきたんじゃ?」
「は?一回だけ来たことある」
「そか。なら良かった。初めて来るなら大切な人と来ないともったいないよね。」
「。。。別に前来た時はいい思い出じゃねぇし。別にお前に塗り替えられても問題ないから。。。
ほら登るぞ」
「。。。え?いいの?」
「は?きたら登るだろ普通。」