諦めない
午後の授業終わったー!!
よし帰ろう!!

ちえと一緒に下駄箱に向かうと。。

「まどか。。あれは。。早瀬冬馬!!
やっぱ付き合うことになってんじゃない?
きゃっ。よかったじゃん!
このネタ!号外号どころじゃないな。
一か月付きまとい恋実る!ってタイトルどお?」

「ちえ。。そんなんせんでえーーわいー!」

ったく、ちえったら。

「じゃ!今日は彼氏と帰るーgood ruck!」

ぬ。。。消えてったし。。
まっいっか。どうせ話さなきゃだし。

「おい!まじ、冬馬やるなーー!いいなー。俺も狙ってたのによー。」

早瀬冬馬の周りの男たちが野次を飛ばしながら下駄箱を後にする。。

「。。。えっと。」


「はやく靴履けよ。帰んぞ」


「あっはい。。じゃなくてーー、今日は図書室に行かなくて良いのですか?」


「あ?行くのやめた」


「なぜゆえ?」

「あー?久留米まどかに付きまとうことにしたから」


げーーーー?あっそーゆーこと??

あっ。。嫌だとは言えない。。けど、けどさーーー

「えっと。。私がつきまとってそんなに嫌だったから仕返しっていうのはよくわかるんですけど。。。」

「なんだよ。だめなのか?」

「まー百歩譲って。。いやー譲るとか言える立場ではないんですけどーー。付きまとうのは仕方ないにせよ。。手は繋がなくても。。ね?」


「へぇ。でもこの前、なんでもゆーこと聞くって言ったよな?」

。。確かに言った。私。。
はぁ。やっぱ早瀬冬馬は意地悪。。

「。。えっと。。でもさ変に誤解されると冬馬くんに迷惑かかりますし。。ねっ?」
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