太陽と月

もちろん私も女の子で恋愛はしたいもの。
いい人見つかるといいなと心の中で呟いた。


「葉月!着いたよ!同じクラスだといいなぁー。」

「だよねー。皐月と別々なんて嫌だよー。」


そう言いながら同じクラスであることを願い校門まで向かう。


校門を潜り抜けた先には昇降口があり
そこにはたくさんの人だかり。
きっとそこにクラス表が貼ってあるんだ。


「あそこだ!早く!葉月!」
わくわくしてるのか皐月はグイグイと私の手を引っ張り人混みの中をかき分け先頭まで行く。


こういう所昔から変わらないなぁ...
なんだか皐月が可愛く思えてクスッと笑った。


昇降口に張り出された紙に目を通し
自分の名前を必死に探す。


「あった!あたしB組!」
「皐月...あたしD組だよ...」

皐月は寂しそうな顔を一瞬見せたものの
すぐに笑顔で、「お昼は一緒に食べようね」と
言った。


全く知らない人達と今日から高校生活スタート...

やっていけるかなぁ。。
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