2度目の恋
ダンスレッスンに行き、またいつものようにお茶をした。するとりょーじから彼女と別れたことそれで落ち込んでいたこと別れた理由が彼女の浮気ででも、今は別れたことを後悔していない逆に良かったと思っているそんな話を聞いた。そして最後に大丈夫?って聞かれた。私もりくに言われたことこれからどうしようかこれからどうなるのか分からないと話した。りょーじは私の頭を優しくなでながら
「ももかはさ、頑張ったと思うよ?その彼との恋に一生懸命になれたと思う。この先またよりを戻すのかどうかは俺には分かんないし、そこはももかが考えることだ。俺はいつでもももかのそばにいるから!」
素直に嬉しかった。りょーじの言葉がボロボロになった私の心に染み込んでいって温かい気持ちになった。りょーじはいつもそうだ。りょーじはいつも温かい。
「りょーじはなんでそんなに優しいの?なんでそんなに優しく出来るの?」
私がこう聞くとりょーじは少し困ったような全くとでもいうような顔をして
「誰にでも優しいわけじゃないよ。ももかって結構鈍感?俺がももかに優しくするのは、ももかのことが好きだからだよ。俺はももかのことを泣かせない。俺じゃダメ?」
頭の中が真っ白になるという体験をしたのはこの時が初めてだった。予想外の言葉、りょーじが私のことを好き?同じ日本語だと思えなかった。理解するのに、納得するのに時間がかかった。
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