待ち合わせは校舎裏で。
先輩は、甘いものが好き。
『音希、好きだよ』
男が近づいてくる、気持ち悪い、やだ、来ないで。
男は、笑ってゆっくり手を伸ばす。やめて、触らないで…!
そうして、私の体に触れる。やめて!!!
──パシンッ!
音が部屋にこだまする。あぁ、やってしまった。
『音希、悪い子だな。お前は俺の××なのに』
そうして、地獄が始まる。いや、もう始まっていた。
───この時間が早く終わりますように。
そうして私は、いつも目を瞑る。