粉雪と桜
いじめ
私は、星野月(ほしのるな)。
ごくごく普通の中学3年だった。今まで無遅刻無欠席だった。
そんな私がいつの間にか、全く学校へ行かなくなったのには理由がある。
学校での激しいいじめ。
今までいじめられたことのない私には、この辛さがわからなかった。
いじめで自殺をする人に『たかがいじめられたくらいで死ぬなんて馬鹿みたい。』とまでも思っていた。