粉雪と桜
気が付けば私を覗き込んでいる男子がいた。私が目を開けると、
??「よかった。目覚まさないかと思った。」
そういうのだ。私は、辺(あた)りをキョロキョロ見渡した。明るい空、いや部屋だった。
私「ここはどこ?」
第一声がこれしか出てこなかった。
男子は、私に驚いたのか固まっている。
??「えっとねー。俺の部屋。」
私「そ~なんだー。って、えっ。いきなり部屋ですか!」
??「大丈夫!何にもしないから。俺は、国形聖夜(くにかたせいや)。3-E。」
いきなり自己紹介を始めた国形君、私も自己紹介。
私「私は、ほ
国形君「星野月ちゃんでしょ?3-C組の。」
私「なんで知ってるの?」
国形君「人気者じゃん!」
私「今は、ある意味でね。」