史上最悪!?な彼と溺甘オフィス
法務部の嶋さんか・・・
私より一つ上の先輩。
ショートヘアの似合う綺麗な人だ。
知的な雰囲気で霧島さんと並んだら、きっとお似合いだ。
会社の子には手を出さないって言ってたくせに、私にもあっさり手を出したし、霧島さんはやっぱり嘘だらけだ。
彼女でも何でもない私には怒る権利もないのだけど、何だかモヤモヤして仕事も全然はかどらなかった。
「はぁ〜、もうダメだ。 明日にしようかなぁ・・・」
気がつけば時刻は9時前。 フロアにはまだ何人か残っているけど、うちの課は全員帰宅済みだ。
励まし合う相手のいない残業は少しさみしい。
「おつかれ。 まだ残ってたのか」
「・・霧島さん」
「何だよ、強行スケジュールの出張から帰ってきた先輩にお疲れ様くらい言えよ」
そう言って、ポンと私の頭を軽くはたく。笑ってはいるけど、さすがの霧島さんも疲れた顔だ。
「・・お疲れ様でした」
モヤモヤした気持ちがそのまま声に出てしまう。
「珍しく不機嫌だな。 なんかあった?」
霧島さんの女関係にイライラしてたんです。
私だけなんて、もちろん思ってない。
けど、
よりによって会社の人を、私も知ってる人を選ばなくてもいいじゃないですか。
なんて・・・
言えるはずがない。
私より一つ上の先輩。
ショートヘアの似合う綺麗な人だ。
知的な雰囲気で霧島さんと並んだら、きっとお似合いだ。
会社の子には手を出さないって言ってたくせに、私にもあっさり手を出したし、霧島さんはやっぱり嘘だらけだ。
彼女でも何でもない私には怒る権利もないのだけど、何だかモヤモヤして仕事も全然はかどらなかった。
「はぁ〜、もうダメだ。 明日にしようかなぁ・・・」
気がつけば時刻は9時前。 フロアにはまだ何人か残っているけど、うちの課は全員帰宅済みだ。
励まし合う相手のいない残業は少しさみしい。
「おつかれ。 まだ残ってたのか」
「・・霧島さん」
「何だよ、強行スケジュールの出張から帰ってきた先輩にお疲れ様くらい言えよ」
そう言って、ポンと私の頭を軽くはたく。笑ってはいるけど、さすがの霧島さんも疲れた顔だ。
「・・お疲れ様でした」
モヤモヤした気持ちがそのまま声に出てしまう。
「珍しく不機嫌だな。 なんかあった?」
霧島さんの女関係にイライラしてたんです。
私だけなんて、もちろん思ってない。
けど、
よりによって会社の人を、私も知ってる人を選ばなくてもいいじゃないですか。
なんて・・・
言えるはずがない。