史上最悪!?な彼と溺甘オフィス
「コーヒーでいいか?」
その言葉とともにホットコーヒーが私のPCの横に置かれた。
用意する前に聞かないところが、いかにも霧島さんらしい。
もしここで、コーヒー飲めないんですと言ったらこの人はどんな顔をするんだろう。
ふとそんな馬鹿な想像が頭をよぎったけど、まさか口に出す訳にはいかない。
「ありがとうございます。 コーヒー好きなので、大丈夫です」
もちろん、紅茶だろうがコーラだろうが例え青汁を出されたって、好きです と答えるのだけど。
会社員ってそういうものよね。
「ちょっと休憩しよう。 今日はスケジュールと仕事の分担を決めるだけって思ってたのに、すっかり本題に入っちゃって悪かったな」
「いえ。全体スケジュールにも余裕ないですし、私も早くできるとこはやってしまいたいです」
「そう言ってもらえると助かる」
霧島さんが資料を畳んだので、私もPCを脇によけてカップを手に取った。
コーヒーの苦味が疲れでぼんやりしていた頭をすっきりさせてくれる。
「実はさ、今回のプロジェクトは佐倉と組みたいって俺から課長に頼んだんだ」
霧島さんの口から予想外の発言が飛び出す。
「はぁ・・・」
なーんだ、課長に評価されての抜擢じゃなかったのか。
霧島さんに評価されてだったとしても喜ばしいことだけど、そうではないことは想像がつく。
その言葉とともにホットコーヒーが私のPCの横に置かれた。
用意する前に聞かないところが、いかにも霧島さんらしい。
もしここで、コーヒー飲めないんですと言ったらこの人はどんな顔をするんだろう。
ふとそんな馬鹿な想像が頭をよぎったけど、まさか口に出す訳にはいかない。
「ありがとうございます。 コーヒー好きなので、大丈夫です」
もちろん、紅茶だろうがコーラだろうが例え青汁を出されたって、好きです と答えるのだけど。
会社員ってそういうものよね。
「ちょっと休憩しよう。 今日はスケジュールと仕事の分担を決めるだけって思ってたのに、すっかり本題に入っちゃって悪かったな」
「いえ。全体スケジュールにも余裕ないですし、私も早くできるとこはやってしまいたいです」
「そう言ってもらえると助かる」
霧島さんが資料を畳んだので、私もPCを脇によけてカップを手に取った。
コーヒーの苦味が疲れでぼんやりしていた頭をすっきりさせてくれる。
「実はさ、今回のプロジェクトは佐倉と組みたいって俺から課長に頼んだんだ」
霧島さんの口から予想外の発言が飛び出す。
「はぁ・・・」
なーんだ、課長に評価されての抜擢じゃなかったのか。
霧島さんに評価されてだったとしても喜ばしいことだけど、そうではないことは想像がつく。