史上最悪!?な彼と溺甘オフィス
「えぇ!?別れるつもりじゃなかったって・・じゃあどうして私振られたんですか!?」
南向きの窓から陽射しがたっぷり差し込む時刻になっても、甘い夜の余韻そのままに、私達はベッドの中で戯れていた。
初めて迎える幸せな朝に浸っていた私に霧島さんが妙なことを言い出した。
あの最後のデートの日のこと。
「ほんとはあの日、ちゃんと付きあってみるか? って言うつもりだった。
お前となら多少はまともな関係を築けるかなって思いはじめてたから。
けどなぁ・・・」
霧島さんらしくない歯切れの悪さだ。
「あいつが急に出てくるから・・」
「あいつって・・康太のことですか?」
「・・・名前呼ぶなよ」
「は?」
「俺のことはさん付けなのに、あいつのことは名前で呼ぶの?」
らしくない可愛い発言に私は思わず吹き出してしまう。
「笑うなっ」
「いえいえ、霧島さんがやきもち妬いてくれるなんて幸せだなぁって思って」
「瑠花」
霧島さんの裸のままの腕が伸びてきて、ぎゅっと抱きすくめられる。
南向きの窓から陽射しがたっぷり差し込む時刻になっても、甘い夜の余韻そのままに、私達はベッドの中で戯れていた。
初めて迎える幸せな朝に浸っていた私に霧島さんが妙なことを言い出した。
あの最後のデートの日のこと。
「ほんとはあの日、ちゃんと付きあってみるか? って言うつもりだった。
お前となら多少はまともな関係を築けるかなって思いはじめてたから。
けどなぁ・・・」
霧島さんらしくない歯切れの悪さだ。
「あいつが急に出てくるから・・」
「あいつって・・康太のことですか?」
「・・・名前呼ぶなよ」
「は?」
「俺のことはさん付けなのに、あいつのことは名前で呼ぶの?」
らしくない可愛い発言に私は思わず吹き出してしまう。
「笑うなっ」
「いえいえ、霧島さんがやきもち妬いてくれるなんて幸せだなぁって思って」
「瑠花」
霧島さんの裸のままの腕が伸びてきて、ぎゅっと抱きすくめられる。