史上最悪!?な彼と溺甘オフィス
「瑠花〜、そろそろ行くよ! 今日はノー残業デイなんだからダラダラ仕事してないの」
一つ上のフロア、マンション販売部で働く同期の香奈美がわざわざ迎えにきてくれた。
香奈美の言う通り今日は残業禁止なので、いつもはほぼ全員が残っているうちの部内のメンバーも残り半分といったところ。
「合コンに女側が遅刻とか仕事できますアピールっぽくて、マイナスなんだから急いでよー」
他の人に聞こえないよう香奈美が耳元でこそっと囁く。
はいはいと返事をして、慌ててPCを片付けた。
香奈美と連れ立って会社を出て、一駅隣にあるイタリアンのお店に向かう。
「今日の相手、S大卒なんだってー!
しかもサッカー部!期待大じゃない?」
香奈美がはしゃいだ声をあげる。
「香奈美、彼氏いるじゃん」
「彼氏よりいい男がいるかも知れないじゃない!!
まだ結婚してないんだから、選ぶ権利はあるわ」
「まぁ、その通りだけど・・」
香奈美の気持ちはわかる。
彼氏一筋なんて、もうそんな可愛い事を言ってられる年齢でも無い。
より良い条件の男を探したいって、本心ではみんなが思ってる。
一つ上のフロア、マンション販売部で働く同期の香奈美がわざわざ迎えにきてくれた。
香奈美の言う通り今日は残業禁止なので、いつもはほぼ全員が残っているうちの部内のメンバーも残り半分といったところ。
「合コンに女側が遅刻とか仕事できますアピールっぽくて、マイナスなんだから急いでよー」
他の人に聞こえないよう香奈美が耳元でこそっと囁く。
はいはいと返事をして、慌ててPCを片付けた。
香奈美と連れ立って会社を出て、一駅隣にあるイタリアンのお店に向かう。
「今日の相手、S大卒なんだってー!
しかもサッカー部!期待大じゃない?」
香奈美がはしゃいだ声をあげる。
「香奈美、彼氏いるじゃん」
「彼氏よりいい男がいるかも知れないじゃない!!
まだ結婚してないんだから、選ぶ権利はあるわ」
「まぁ、その通りだけど・・」
香奈美の気持ちはわかる。
彼氏一筋なんて、もうそんな可愛い事を言ってられる年齢でも無い。
より良い条件の男を探したいって、本心ではみんなが思ってる。