七色の空
君へと続く上り坂を
チャプター61
「優しい男」
男「お目覚めですか(笑)」
林檎「…」
男「洗濯物ないみたいですけど?」
林檎は辺りを見渡し、時計を見ると、あれから一時間経っている。
男「すいません、女性が一人で居眠りしてるから、貴重品も持ってるみたいだったんで、30分くらい眺めてました(笑)見張りを兼ねて」
林檎「すいません」
男「哭いてるみたいでしたね」
林檎「…」
男「夏でも油断してると風邪ひいちゃいますよ」林檎「わたし泣いてました」
男「何となくそんな風に見えましたけど」
林檎「ヨダレは?」
男「大丈夫でした」
林檎「よかった」
林檎は立ち上がると、中にある手洗いで顔を洗う。自分の顔を鏡で確認する。林檎を見ている男の姿が鏡に映っている。林檎は振り向き、
林檎「30分も眺めてたんだ?」
男「洗濯物取りにきたら寝てたから」
林檎「私の事知ってます?」
男「いえ」
林檎「…そっか。私もまだまだってことね」
男「?」
林檎「私、ちょっとした有名人なんですけどね」男「そうなんですか」
林檎「そ、AVとか見ます?」
男「え?」
林檎「(笑)」
男「そっち系の方なんすか?」
林檎「視聴料としてアイスおごってよ」
男「?」
「優しい男」
男「お目覚めですか(笑)」
林檎「…」
男「洗濯物ないみたいですけど?」
林檎は辺りを見渡し、時計を見ると、あれから一時間経っている。
男「すいません、女性が一人で居眠りしてるから、貴重品も持ってるみたいだったんで、30分くらい眺めてました(笑)見張りを兼ねて」
林檎「すいません」
男「哭いてるみたいでしたね」
林檎「…」
男「夏でも油断してると風邪ひいちゃいますよ」林檎「わたし泣いてました」
男「何となくそんな風に見えましたけど」
林檎「ヨダレは?」
男「大丈夫でした」
林檎「よかった」
林檎は立ち上がると、中にある手洗いで顔を洗う。自分の顔を鏡で確認する。林檎を見ている男の姿が鏡に映っている。林檎は振り向き、
林檎「30分も眺めてたんだ?」
男「洗濯物取りにきたら寝てたから」
林檎「私の事知ってます?」
男「いえ」
林檎「…そっか。私もまだまだってことね」
男「?」
林檎「私、ちょっとした有名人なんですけどね」男「そうなんですか」
林檎「そ、AVとか見ます?」
男「え?」
林檎「(笑)」
男「そっち系の方なんすか?」
林檎「視聴料としてアイスおごってよ」
男「?」