虹に願いを〜君に出会えてよかった〜
「竜也ー!!」
希は竜也くんの元に、走って行った。
私と麻由はそれに続き2人の元へ。
「お。希、おはよ。どこ行ってんだ?」
「今からちょっとね!今日学校サボるから。」
「悪いやつだなー(笑)まあ、楽しんでこい!」
多分、竜也くんもなんとなく分かってくれたんだと思う。
「晴、おはよ。」
麻由が晴に話しかけた。
私はなんか気まずくて声がかけられない…。
「おはよ。」
「もー、晴が引っ越しちゃうから、あんま会えなくなっちゃったじゃん。」
「まあ、学校で会えんじゃん。」
「相変わらず、冷めてるー。」
「俺は元々こーだって(笑)」
「まあ、ならいいですけど!!」
2人の会話を見てると…なんか胸が痛くて。
麻由が晴の肩を叩いてるところとか…
なんなんだろ。これ。
「なら、じゃーね!流星、麻由、行こ!」
希は下駄箱の方に向かった。