虹に願いを〜君に出会えてよかった〜
そこからの時間はあっという間だった。
まずは電車に乗った。そこから海に行った。
少し汗ばむくらいの季節になりつつあったから、すごく気持ちよかった。制服なのにびしょびしょになるくらい騒いで。鬼ごっこしたり。
こんなに思いっきり笑ったのは久しぶりだっていうくらい、ほんとに笑った。
辛いことは忘れられて。
やっぱり、希と麻由は最高の友達と思った。
希と麻由は、今話を聞いたらまた辛くなるからと思って、なにも聞かないでくれたのだろう。
そこから、プリクラを撮ったり、ゲームしたりして、1日過ごした。
最後はみんなでファーストフードのお店に行って、たくさんいろんな話をした。
携帯を開くと、メールが1通きてた。
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To.宮野 流星
From.中山 晴
朝はなんかごめん、戸惑ってたろ。
今日はとりあえず楽しんでこい!
なんかあったらすぐ飛んでくから。
無理すんなよ。
ごめん、俺ずうずうしいな(笑)
まだ初めて会って数日なのに。
でも、そのくらい流星が心配だからさ。
またメールするわ!
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家に帰ってから返信することにし、私は携帯を閉じた。