虹に願いを〜君に出会えてよかった〜






そこからの時間はあっという間だった。









まずは電車に乗った。そこから海に行った。
少し汗ばむくらいの季節になりつつあったから、すごく気持ちよかった。制服なのにびしょびしょになるくらい騒いで。鬼ごっこしたり。









こんなに思いっきり笑ったのは久しぶりだっていうくらい、ほんとに笑った。









辛いことは忘れられて。









やっぱり、希と麻由は最高の友達と思った。









希と麻由は、今話を聞いたらまた辛くなるからと思って、なにも聞かないでくれたのだろう。









そこから、プリクラを撮ったり、ゲームしたりして、1日過ごした。









最後はみんなでファーストフードのお店に行って、たくさんいろんな話をした。









携帯を開くと、メールが1通きてた。









ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

To.宮野 流星

From.中山 晴

朝はなんかごめん、戸惑ってたろ。
今日はとりあえず楽しんでこい!
なんかあったらすぐ飛んでくから。
無理すんなよ。
ごめん、俺ずうずうしいな(笑)
まだ初めて会って数日なのに。
でも、そのくらい流星が心配だからさ。
またメールするわ!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー









家に帰ってから返信することにし、私は携帯を閉じた。









< 28 / 75 >

この作品をシェア

pagetop