虹に願いを〜君に出会えてよかった〜






今日は少し目覚めが悪くて、いつもより遅く家を出た。









歩いてると、前に流星の姿が。









一瞬話しかけようか迷った。麻由のこともあったから。でも話したくて。









「流星、おはよ。」









ビクッっと流星はびっくりしながら俺の方を向いた。









「あ、おはよ。」









「俺、そんなにびっくりされるようなことしたか?(笑)」









「あ、いや、ぼーっとしてたからさ。」









「なら、いいけどよ。学校まで一緒行くか?」









「いいよー。」









少し沈黙が続いて、なんとか会話を続けようと俺は話しかけた。









「竜也と竜也の彼女と喧嘩してるらしいな。」









「あ、そうそう。もう毎日希の愚痴ばっか聞いてるんだよ(笑)。」









「俺もだよ(笑)!素直じゃねーよな。好きなら好きって言って仲直りすればいいのによ。」









「そうなんだよ!もう、呆れるよね(笑)」









そう言って笑った流星の笑顔…。









やっべ。ちょーかわいい。









「え、なに…?なんかついてる?」









流星は焦ってえ?え?って繰り返してる(笑)。









「い、いや、なんでもねーよ?なにもついてないからきにすんな!」









そして、俺たちは電車に乗った。











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